• テキストサイズ

異次元の出会い(魔入間)

第28章 走れ、



カルエゴside

屋上に続く階段に張られたバリアをケルベルビュートで破壊しながら進む。

しがみつく体温が心地良いと思うのは、
私もまた、この非日常的なトラブルに影響されているのかもしれない。

微かに聞こえるすすり泣く声。
何か声をかけてやった方がいいのかと悩むが今は、トラブルを終息させる方が先決。


屋上に続くドアが見えた。

「ケルベルビュート!」

バリアを壊し、階段を駆け上がり、ドアをはね除けて屋上にたどり着く。

「行け、新任。」
「はい!一点集中!!」

美雪side
大きなエネルギーの弓矢を構えるロビン先生。
空に向かって矢を放つ。
それは、バリアすらすり抜けて飛んでいった。

「……間に合うんですか?」
「間に合うさ。新任の所の家系能力だ。どんな障害物の影響を受けずに、目標にたどり着く。」

矢が飛んでいった方面を祈る気持ちで見つめる。

矢が飛んでいった後に、下から上がる竜が見えた。

「先生、あれ!」
「何だあれは?」

入間だ、あれは、入間の仕業。

バリアに当たって竜は止まった。
その後に、強い力が込められ、竜が膨れ上がった。
そして、バリアを破壊して、竜は空に昇って消えた。

バァン!!!!

空で砕け散ったのは、光の華。
何処かで、鐘の音が聞こえる。

「!?」
「綺麗……」

ロビン先生が感動してた。
きっと、悪魔の誰も見たことないだろう。

「……花火。入間、やったのね。」
「…花火。」

微かに囁いた言葉をカルエゴ先生に拾われていたのは気がつかなかった。

キラキラ綺麗な光の華は、線になって消えて、後から炎の玉になって降り注いだ。

それ、ヤバイやつでしょ?
地上に降り注ぐ。
それを誰かが、止めた。

「理事長、帰ってきましたね。」
「そうだな。降りるぞ、新任。」

もう、嫌な気配のバリアは何処にもない。
/ 217ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp