第22章 1年生争奪戦。
何処かに物凄いスピードで引きずられるように飛んでった入間君を探して、大分端っこの方に来た。
あ、居た居た。
「入間君!」
「入間様!」
「入間ちこんなところまで来てたの?」
「凄いスピード移動でした。流石です。」
「あははは、ごめんね?」
「さあ、次に参りましょう。」
魔植物師団。
「ふぃ。いらっしゃーい。
我が師団はあらゆる魔植物の育成・研究に励んでます。お薬も作ってるのよ。」
前の授業でも思ったけど、魔界の植物は、多種多様だね。
あ、これ、人間界のウツボカズラに似てるけど、大きさが……
ちょっと、クララちゃん!
「入間ち、いないない、ばぁー」
「クララ!?」
「あら、そう言えば、ご飯の時間だったわ。」
「降りてらっしゃい!食べられちゃうよ!」
「あの、馬鹿!!」
図書師団。
ほぇー。
凄い量の本。
天井が見えない。
何万?冊あるのかな?
静かに過ごすには持ってこいよね。
ひたすら本を読めるとなると、いいかも。
ひっ、失敗すると呪われちゃうとか、意外に怖い師団なのね。
魔界では本に呪いがかかってるのは常識なの?
恐ろしい((( ;゚Д゚)))
「本って美味しいんだー」
「えっ?」×2
「次、参りましょう。」
クララちゃん、本は食べ物じゃないよ?
「たのもーぉ!!」
なんだなんだ?
サブノック君が何処かに殴り込んでいる。
何々?
魔王師団?
物騒な名前。……じゃなかった!
ほぉー。
ようは、魔王様研究所みたいなものかな?
魔界の歴史は長いから、本に関する部屋は多そうな気がするな。
どうやら、サブノック君は、ここに入団のようだ。
適材適所?
黒魔術師団。
クララちゃん!生け贄にされちゃうよ!?
早く鍋からでなさい!
シンクロナイズドスイミングはいいから!?
サキュバス師団。
「ここ、ここ、ここ、いく、見る、見る!」
「だから、ここは無駄だと、向いてないと、次、参りましょう。」
……クララちゃん。
諦めよう。
壊れたおもちゃの様にサキュバス師団の部屋に入ろうと手足をバタバタさせるクララちゃんの首根っこをつかんで、アズ君が制止する。
向いてない。
確かに。
ごめんね、クララちゃん。
今回はアズ君に賛成だよ。