第21章 師団への挑戦
「そっか、部活だー!」
「そうそう、部活!」
「?」×2
そうだよね。
学校だから、クラブとか同好会とかあってもおかしくないよね。
部活かー
学生の時は美術部だったけど、ほぼ幽霊部員だったし、部活での思いでなんて皆無だったし、楽しそう。
私でも入れるとこあるかな?
「見てみたいな、師団!」
お、入間君も乗り気みたい。
「私も見てみたい!」
「承知しました。そうと決まれば、」
「えっ?」
食堂のテーブルの上にひかれた座布団に座らされた入間君。
「ささっ、美雪様も此方へどうぞ。」
「えっ?」
あれよあれよと座らされて、テーブルの上に入間君と仲良く並んだ。
「やはり、食堂にお連れして正解でした。
此方からなら入り口がよくみえますし、」
「入り口?」
また、サイレンがなる。
と、同時に建物を揺さぶる振動。
「来ましたね。」
「何が!?」
「師団所属の上級生による、1年生争奪戦、ルーキーハントです!!」
何か唸り声が聴こえますよ?
「おい、1年!おい、1年!!」
「1年はいねぇがぁー」
「優秀な1年!!!!!!」
わぁ、怖っ!!!!
「きゃあぁ!」
食堂に熊みたいな悪魔が入ってきて、
襲いかかってきた。
アズ君がそれを炎で牽制してくれた。
アズ君、かっこいいね。
「先輩と言えども、入間様と美雪様に無礼は許しません。」
あーもう、惚れてまうやろぉ!!
若干、過保護な気もするけど、騎士とかって、こんな感じなのかな?
他にも勧誘の先輩達がアズ君目的で押し掛けてきたが、炎の円陣による結界を張ったので、誰も近づいてこなかった。
まあ、炎が怖くて近寄れないか。
痛いのはやだし?
「他いくぞ!」
諦めて食堂を出ていく先輩達を見送った。
「ルーキーハントは、師団見学解禁日の昼休み終了後、66分間だけ許可されています。」
食堂からでて、アズ君の説明と言う講義を聞きながら、廊下を歩く。
本当、アズ君は物知り。
尊敬しちゃう。
クララちゃんがマシュマロを結界の炎で焼いて食べてた。
「ミユミユも食べる?」
「!」
聞かれたけど、直ぐ、口に突っ込まれたから、返事出来なかった。
「止めんか貴様!!」
「あ、ごめんね?」
「いえ、美雪様じゃなくて、」
怒られたと思って謝れば、違うと言われた。