第20章 使い魔と一緒
「じゃあ、次はウァラル・クララさん?」
「はぃよー!しょしょしょ召~喚~!!」
クラスメイトたちは、始まった何時ものバトルを観戦する様で、楽しそうに2人の周りに集まった。
先生は、そんな事は気にする様子もなく、次の生徒に召喚を促した。
クララちゃんの使い魔は珍しい種類らしい。
ほぉー。
意思疏通は出来てるんだね。
クララちゃん、凄い!
「じゃあ、次は入間君の番だね。……入間君?」
「あ、はい。」
「どうしたの?君の使い魔は?」
「えっと、あの、その、」
次は入間君の番になったが、何だか言いづらそう。
ロビン先生は事情を知らないのか。
「僕のは、呼んだら、………死ぬ」
「死ぬ!?入間君!!主人が使い魔を怖がっちゃぁ駄目だよ!さあ、僕に君の使い魔を見せてくれよぉ!お願いだよ~入間君!!」
「はい↓」
あぁーあ、お願い、が出ちゃった。
入間君はこのフレーズに弱いからな~?
先生、御愁傷様です。
程なく、カルエゴ先生が召喚された。
モフモフの身体で。
召喚された先生は、一瞬、状況がわからないようだった。
「使い魔先生だ」
「使い魔先生」
「フワモコね。」
近くで、不名誉な台詞が自分に向けられ、自分の身体を確認。主設定の入間君がすみませんを連呼するので、理解したらしい。
「死ね💢」
「すみませんすみませんすみませんすみません」
「うわぁ~可愛い使い魔だねぇ!!」
良いな、ロビン先生。あんなに堂々とカルエゴ先生に触られるなんて。
羨ましい。
その後、カルエゴ先生は偶然で躾を受けてしまいました。