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異次元の出会い(魔入間)

第17章 新たな決意



特訓四日目。

オペラさんとランニング。
まだ、体力は全然ない。

特訓五日目。

今日は、朝から雨。
ランニングで家を出ていく入間君。
アズ君が傘を持って付き添う。


特訓六日目。

オペラさんとランニング。
大分足が早くなったらしい。


特訓最終日。

明日は昇級試験。
最終調整だ。
ここで、ボールをキャッチ出来るようになるかで明日の結果が決まる。

オペラさんのボールに込める力の具合も大分違う。

もうちょっと。
後少し。
何球も入間君を掠めていく。
もう少しでとれそうなのに。
もどかしい。

入間君の様子が少し、かわる。
いけいけいけぇー!
やったーぁ!!!
とれたぁ!!!

「とれたー!!!」

アズ君とクララちゃんが入間君に駆け寄る。

「さすがです!」
「タッチタッチデビタッチ!」

入間君とクララちゃんがそっとハイタッチをした。

「こら入間様の手は傷だらけなのだぞ!?」
「大丈夫。良かったらアズ君も」
「そ、そうですか?」

気遣うアズ君に入間君は大丈夫と言って、タッチを進めた。
そっと手を合わせる。
凄く、微笑ましい。

「感覚を忘れないうちに続けますよ。
これが終わったら、腕によりをかけた料理をお出しします。」
「はい!」

私は、一足先に屋敷に入る。
入間君はもう、大丈夫。
なら、私も腕によりをかけた料理を出そう。
そして、マッサージを頑張ろう。
限界まで頑張るだろう弟の為に。

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