第83章 誉れ
「おおおおおぉぉぉ!!」
「[4]のバッジだぁ!」
「皆、[4]!?」
「うん!![4]!![4]!!」
「やりましたね入間様!!」
「うん!これで全員[4]…」
「あ~~ら、だ~~れが全員[4]だって言ったのん?」
「えっ?」
「美雪ちゃんはその実力を認めて、[5]よ。
入間!あんたには、嫌がらせよ!」
「[5]!?」
「へぇぇぇぇぇ!!」
だよねぇ~
[4]の私にバッジが降ってくるなんて、無いんだから。
キラキラ金色に光るバッジ。
此方の数字で[5]と書かれたそれは、
1年生でも異例でしょう。
王の教室屋上で問題児達の悲鳴が轟いた。
所代わり、王の教室内。
皆が、盃を持ち寄る。
入間の号令を待っている。
「いくよ、みんなっ、せーのっ
カンパーイ!」
「イエーイ!」
アムドゥスキアス様による表彰式が終わると、
閉会式は済んでいて、
どこのクラスもそれぞれで打ち上げを楽しんでいるそう。
他のクラスに友達のいるアガレス君が友達経由の情報を教えてくれた。
青春だねぇ~
女子とのやり取りを羨ましいと妨害しているカムイ君は、青春通り越して、………キモい
入間とアズ君は、さっきから引っ切り無しにス魔ホの通知がピロン、ピロンと鳴っている。
入間が
「アメリさん!」
何て呟けば、入間軍団のセキュリティーが発動。
あらら、鉄壁。
モテモテだねぇ~入間は。
微笑ましい光景。
クラスメイト達と力を合わせ、
目標を達成する。
何て、素晴らしいのだろう。
「でも、その前に……
我々を褒めるべき悪魔がいる!!!」
え、何?
リード君がカルエゴ先生に突っかかり出した。
おいおい、どうした?
どうも、カルエゴ先生に担任としての褒め言葉が欲しいらしい。
先生が簡単に此方の言う通りにしてくれるはずない、
「………そうだな。」
えっ?
「1年生でクラス全員[4]など、バビルスの歴史の中でも類を見ない。
やれと言われておいそれとできることではない。」
先生が真面目に褒めてくれてる?
す、凄いことだよ。
「本当に誇らしく思うぞ……
まったく……
実に見事だな、私の指導力は」
「自分(そっち)!!?」
はい、お約束ー