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異次元の出会い(魔入間)

第77章 求愛



「お待たせしました。」

ジャァーン!
って言う効果音と共に部屋に現れた私達を見て、
クラスメイト達は驚きを隠せないようだった。

「!!!!!」
「いっ、入間くん!?その格好は………!?」

ジャズ君が戸惑ってる。
うん。
わかるよ、その気持ち。

入間がプルソン君から花束を受け取り、とある人物の前でひざまづく。
そして、

「貴女を思って書いたこのラブレター、受け取ってください。姐さん…」

入間がラブレターを差し出した相手は、エリザベッタ。
阿鼻叫喚とまでは行かないけど、
なかなかな騒ぎになった。

一番騒いでたのは、クララとアズ君。
そんなに?
まあ、ショックなのかな?
彼らの入間に対しての執着心は、友達以上。

入間に恋人が出来たら、血の雨が降りそう。
相手は覚悟して付き合わなければならなそう。
コワヤコワヤ。

「ただ、受け取るかどうか決めるのは音楽のあとで、」

入間の合図。
私は、バイオリンを構える。

「まずは…聞いてください。」

小さくピアノの音は始まり、プルソン君のトランペットがパァーンと切り込む。
そこに、私のバイオリンが、
リリスの気持ちを表す。

どいて、どいて。
もっと、燃えるような恋がしたい!!!

音楽と、ダンスが絶妙なハーモニーを奏でた。
やった!
これは、いける。
皆で、天辺取るぜ!

ワァーッと沸き上がる皆の興奮した声。

ものにできた。
さあ、これを、更なる状態に、完璧に、昇華させましょう。
他のクラスなんて、目じゃない。
この、14人で、リリス・カーペットを成功させよう!


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