第7章 アブノーマルクラス
「カルエゴ先生!?」
「あはぁ!エギー先生が担任なの?」
「お陰さまでな。
昨日誰かのせいで濡れ衣で捕まり、不在の間に貴様らの担任を押し付けられたのだ。」
「(先生の顔が見られない。)」
「席につけ。」
一瞬、カルエゴ先生と目があったような気がしたが、直ぐ反らされた。
「出席をとる。
アガレス・ピケロ」
「はぁ~い」
「アスモデウス・アリス」
「はっ。」
アズ君、優雅だな。
「アロケル・シュナイダー」
「我、考える葦」
「アンドロ・エム・ジャズ」
「はぁ~い」
「イクス・エリザベッタ」
「はぁーい」
「ウァラク・クララ」
「はぁーい、エギー先生!」
「その呼び方はやめろ」
「カイム・カムイ、…カイム・カムイいないのか!」
「は、はい!」
「う"ん、ガープ・ゴエモン」
「いるでござる。」
「クロケル・ケロリ」
「はい、」
「シャックス・リード」
「はい!はい、はーい!」
「ふーん。サブノック・サブロ」
「うむ。」
「プルソン・ソイ」
「………」
「うぅん。美雪。」
「はい。」
「で、入間。」
「はい「では、授業を始める。」」
「表へ出ろ、この問題児、アホども。
これから、貴様らのランクを決定する。」
皆で、教室をでて、更に下へ降りる。
降りた先でエレベーターのようなものに乗った。
二基のエレベーターにそれぞれ別れて乗ったけど、ぎゅうぎゅう詰めだった。
死ぬかと思った。
「最初は谷奥の旗までの競争だ。」
来たのは、学校裏の高台。
風が強い。
「うわー高い」
エレベーターを降りて、ちょっと、柵の方に近づいて下を覗きこんだ。
底が見えないほど高かった。
「以前おこなった使い魔召喚試験と今回の順位でランクを決定する。
ゴールはこの先ずっーと行った霧がかかる谷に囲まれた断崖絶壁で旗の有るところだ。」
ゴールはここから見えないから、大分距離があるね。
大丈夫かな?
やりとげられなさそう。
どうしたもんか。