第58章 講師陣のプラン
そう、決心して、何日ぶりかの学校にやって来ました。
_(^^;)ゞ
あれから、5日も立っているとは。
まさか、まさかですよ。
何だか、こんなやり取りもよくしてるような気がするほど、私は、よく倒れるのですね。
はぁー( -。-) =3
気が重い。
胃がしくしく痛む気がする。
何て言ったら良いのだろうか。
どう言えば、カルエゴ先生が気分悪くならないだろうか?
伝える言葉が見つからないまま、職員室にあっという間に着いてしまった。
深呼吸を繰り返して、ノックをするためにドアに手を伸ばしたタイミングで、ドアが開いた。
「あっ、」
「………」
顔を見せたのは、カルエゴ先生で。
気まずい。
何か言わなくてはいけないのに、意味のある言葉は出てこない。
「……もういいのか。」
「はい。ご迷惑おかけしました。」
「…私の把握ミスだ。」
「?」
何か、違和感。
間髪入れず、先生からは気遣いの言葉が投げ掛けられたが、何故か違和感しかわかなかった。
その感覚の正体は、ついぞ、解らなかった。
暫くは全項目が凍結となり、私は、やることがなくなった。
クラスメイト達とは随分差が開くだろう。
懇願したが、駄目だった。
「はぁ、」
ため息しか出ない。
だって、1度の失敗で見捨てられてしまったのだから。
涙が滲む。
理由は聞いてないけど、
きっと、病弱なこの身体のせい。
憧れの人に、突き放されるのは、辛い。
どうにか挽回できる方法は無いだろうか?
バラム先生に聞いてみよう。
「う~ん。そうだね。君が寝ている間に、原因を調べて見てみたんだけど。」
「はい。」
「高位の魔術になると、呪文にも呪術者にも多少の魔力を求める事になる。
多少とは言うけど、唱える呪文によってはあり得ない量の魔力を持ってくらしい。」
「つまり?」
「……現状では、君の魔力量では知識として持つことも危ないってことだね。」
「…………」
「幸い、美雪ちゃんのランクは〔4〕だから、今すぐにどうこうとはないけど、……本格的に事を進めるなら、根本的な改造が必要になるね。」
カルエゴ先生は、私の勉強関連を今学年凍結を決めてしまったようで、教えてくれる気は無さそうだと言う。
地道に、今までのような基礎訓練を続けるしかないとのバラム先生の助言だった。