• テキストサイズ

異次元の出会い(魔入間)

第57章 問題児クラスの新学期



さて、今日から新学期。

朝からもりもりと食べる入間は。
ほんの少し、落ち込んでいる。
どうしたのかときけば、
なにやら、入間は、アリさんからお叱りを受けたようだ。

先の、ウォルターパークでの魔力大量取込みの件で無茶をさせられたのに、色ボケてる入間にアリさんは、大変ご立腹だったらしい。

「……アメリ会長とデートしてきたんだっけ?そりゃあ、色ボケてると言われても、仕方ないかもね?」
「で、デート!?違うよ!?」
「えっ?デートでしょ?男女が2人きりで、デートスポットらしき所に行って、デートじゃないなんて、それはちょっと、ねぇ?」
「あ、アメリさんとはそんな仲じゃ、」
「そう?恋愛感情なくても、立派なデートだと思うけどな?」
「もう!からかわないでよぉ~」

顔を真っ赤にして、プンプン怒りながら焦る入間。
本当に可愛い。

これ以上弄られても敵わないと判断したのか、早々にご飯を切り上げて、席を立つ入間。

「先行ってる。」

あらあら、からかいすぎて、拗ねちゃったらしい。

私も、目の前のノルマの料理を飲み下すと、入間の後を追いかける。

そう言えば、ふと疑問に思うことが頭を掠める。

入間とアメリ会長との事をデートだと揶揄したが、カルエゴ先生とショッピングしたのは、果たして何になるのだろうか?
ひょっとして、これは、デートになるのではないかしら?
うわ、やぶ蛇だ。
入間をからかった手前、この事は、絶対、ばれないようにしよう。
まあ、入間が気がつくことは、無いだろうが、用心に越したことはない。
それに、入間は、からかうなどは出来そうにないし。

いやー、そっか、何となくのデートをしてたとは。
変は汗が出てきた。
ふひぃー体が熱い。
平常心、平常心。



/ 217ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp