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異次元の出会い(魔入間)

第54章 避難の後半



今日はカルエゴ先生に買い物に連れていってもらう約束をしてる。

ドキドキして、早く起きてしまった。
まるで、遠足の朝の子供のように。

買い物用のメモはある。
今日は、体調も悪くない。
生理前の悪い予感はない。
今日も、大丈夫かな?
もしもの時のために、準備はしておく。
生理対策用品をポシェットにつめて、ロノウェ先輩の父に貰ったセーラーワンピを着て、いざ、出陣。


朝食を済ませて、私服の先生と街に出掛ける。
流石に、学校と違って、朝早くから店はやってなくて、店のオープン時間めがけての外出。

「気が早すぎだぞ?」
「はい。(先生と)出掛けるのが、楽しみすぎて。はしゃぎすぎました。すみません。」
「うっ。…はしゃぎすぎて、体調を崩すなよ?」
「はい。善処します。」

抱き抱えられて、空を飛んで街まで移動する。

買い物には何度かおじいちゃんと一緒に自宅近くのマジカルストーリーに行ったことはある。
人間界に比べて、やっぱり、取り扱ってるもののジャンルは違えど、根本の内容は変わらない。
娯楽用や日用品関係。
ゲーム等の家電や黒魔術とかに使いそうな薬品系など、幅広い。
人間界にも、私が知らないだけで、魔界で見かけるような店もあったのだろうけど、実に新鮮。

ましてや、カルエゴ先生と2人で買い物だと言う事実に、テンション、急上昇中。
おっと、セーブしなきゃ。
倒れるなんて、マジ勘弁。

買いたいもののメモをカルエゴ先生に渡す。
そのメモをもとに、買い廻る店の把握をする先生。

「いくぞ。」
「はい!」

始めに、着替えの洋服を買った。
バラム先生の所で寝起きすることも有るので、この際、それようも買おうと4着ほど買った。
次に、日用品と食品。
先生も買い足しがあったようで、カートの内容が凄まじい。

「理事長に払ってもらうからな。そこそこ入れておかんと。」
「ははは。」

うわー、金額が恐ろしいな。
日用品と食品は、自宅に配達してくれるように手配するんだって。
まあ、山のような荷物を持ったまま、買い廻りたくはないや。

それから、本屋に行った。

「これは持っておいても損はないぞ。」

いくつか参考になる本を勧められて買った。
ここでも、どさくさに紛れて、高そうな本を買っていた。
まあ、頑張っているカルエゴ先生への御褒美と言うことで、目をつぶろう。

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