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異次元の出会い(魔入間)

第49章 キラキラと



ホテルのロビーで入間の無事な姿を確認してなき騒ぐサリバン。
それに甘んじる入間。

「うぉーん、あれ、美雪ちゃんは?」
「美雪様は、力を使いすぎて、おやすみ中です。」
「…そうなの?相当無理しちゃったの?」
「いいえ。カルエゴくんの話ですと、フラクタルの多用で疲れたのではと言うことでした。」
「そっかーじゃあ、今は、そっとしとこうか。」
「はい。」


客室。
今、ホテルに居るのは悪魔学校の面々だけ。

魔術の多用で疲れが出た美雪は用意された一人部屋のダブルサイズのベッドに寝かされていた。

サリバンの孫と言うこともあり、中々に豪華な部屋が用意されていた。

長らく閉じられていたまぶたを開けた美雪は自分の置かれている状況の把握に戸惑った。

「何処だ、ここ?」

ベッドからでて、部屋の中を物色。
荷物を探し当てると、ポシェットの中からス魔ホを取り出す。
時間は、夕食の時間ぐらい。
とりあえず、バラム先生に連絡をとった。

〔おはようございます。
私は、今どこにいるんでしょうか?〕

何とも変な文面。
程なく、返事が返ってくる。

〔おはよう。起きたんだね?
今いる場所はロノウェさん所のホテルだよ。〕
〔なるほど。皆、同じホテルですか?〕
〔そうそう。他の子達はバイキングに出掛けたよ。
もう、夕食の時間だし。〕

バイキングを勧められた。
あとで顔を出すからと部屋番号を聞き出して、
バイキングの会場に向かった。

バイキング会場には皆いて、私をみて、目が覚めた事を喜んでくれた。
オペラさんと話す。

「おはようございます。」
「おはようございます。皆、変わり無いですか?」
「そうですね。皆様、お元気ですよ。」
「なら、良かった。」

部屋でご飯を食べることを告げて、ワゴンに数種類料理をチョイスする。

同じようなことをしているカルエゴ先生を見かけて、声をかける。

「カルエゴ先生、」
「……美雪か。起きたのか?」
「はい。……もしかして、バラム先生にですか?」
「……なんの事だ。」

知らぬふり。

「…バレバレ何ですけど。私も部屋で食べようと思って。でも、一人は寂しいので、バラム先生の所へ行こうと思いまして。バラム先生はどんなの好きですかね?」
「…………」

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