第46章 終末日の過ごし方。
今日から終末日。
自室でボケーっとしてます。
宿題をしようとしたが、数日前からの体調不良は良くなっておらず、今日もきょうとて、ベッドと仲良しでございます。
最近の体調不良には少なからず、魔力量の増減が関わっているのではないかと思われる節がある。
その為、少しづつ魔術を使えるように訓練している。
使わないと、体調が悪くなり、使いすぎても悪くなる。
不便な身体やな。
バラム先生いわく、魔力の増加に身体がついていっていないのではないかとの推測だった。
身体が魔力を使う事に慣れれば、体調を崩すことももっと少なくなるのではないかとの仮説。
それでも、使いすぎのボーダラインも使わないボーダラインも判明しておらず、手探りで、もどかしい。
焦ってもしょうがないが、何とも言えない。
今日は、騒がしいな?
入間の所に誰か来てる?
まあ、アズ君とクララちゃんかな。
本当に入間は良いお友達をえた。
羨ましい限りだ。
体調を崩すと、極端に睡眠時間が多くなる。
抗えない眠気。
多分、体力の回復に繋がるのだろうけど。
目を覚ます。
今、何時だろう?
ああ、もう夜の7時か。
半日ぐらいは寝ていたようだ。
ベッドから出ると、カーディガンを羽織、食堂に行く。
「あ、美雪さん。」
「お目覚めですか?」
「はい。あの、オペラさん、夕食って用意してもらえます?」
「どんな内容に致します?」
「さっぱり系でお願いします。」
「少々お待ちを。」
椅子に座って待つ。
入間が隣に座り、体調を気遣ってきた。
「体調はどうですか?」
「大分良いよ。明日はもう普通に寝起きできると思う。」
「そうなの?良かった!」
「昼間は賑やかだったけど、アズ君とクララちゃん来てたの?」
「うん。他にも問題児クラスの皆も来ててね。
遊ぶ約束をしたんだ。あ、でも大分うるさくしちゃったでしょう?ごめんね。」
「大丈夫だよ。へー、そうなんだ。何処へ行くの?」
「ウォルターパークだよ。」
「ウォルターパーク?」
「うん。テーマパーク何だって。とても大きな遊び場で、大人気の場所でもあるんだって。」
「楽しそうだね。」
「うん!とても楽しみ。」
「そっかー楽しんどいで。」
「えっ!?」×2
ちょうど料理を運んできたオペラさんも驚き顔。
「何言ってるの?」
「美雪様も行くんですよ?」
「はい?」
