第12章 *X染色体 時透無一郎
生理が終わりまた蝶屋敷へと。血鬼術ということもあってか数日で血はとまった。
何か変わりがないか問えば
昔似たような事が1つだけあったとのこと。
「これを実践すれば元に戻るみたいです…ただそれには当人同士の意思が非常に重要なのですが…」
『…というと?』
「性交為することです」
ふざけてるのかと目を何度もぱちくりするに。
胡蝶は至って真面目な顔つきで。
後は自然に治る可能性もあるのだが長期間らしくて最大一年はかかるとのこと。
「なんだ、そんな事なら簡単じゃん」
『む、無一郎君っ?!』
「二人の関係はそこまで進んでいましたか…それなら話は早いです」
胡蝶が続けて説明をする。
お互いの体は今催眠状態のようなものにかかり体が性別を勘違いをしている
分泌される液体同士が混ざりあえばそれをきっかけに目覚めるという。
要は性交為をする事により
DNAが刺激され戻るんだそう。
「もちろん、女は女として男は男として行為に及ばなければいけません」
「…僕が受けってこと?」
『無一郎君んんっ?!その言葉何処で覚えたの?!!!』
宇髄さんと口にする無一郎には後で覚えてろよと
その場にいない宇髄に殺気にも近い雰囲気を漂わせた。
解決策が見つかった二人は
蝶屋敷を後にして、家につくなり早速身体を清めた。
お互い身を包むのは肌襦袢のみ。
セックスするのは初めではないのだが、男女逆転した今、どうしていいかわからずお互い向き合って正座をしていた。
「ねー…そろそろ心の準備とやらはできたわけ?」
『む、無一郎君?!!まだ30分しか経ってないけど?!!』
無一郎はいつもと変わらずで戸惑い漁っているのはだけだった。
痺れをきらして口にするもは先程から覚悟を決められないでいた。
「僕がいつも君にしている事をすればいいんだよ…」
『簡単に言うけどね?!無一郎君の処女を貰うと言う責任が重くのし掛かって…』
無一郎は呆れてため息を吐き出す。
そして、いつまでたっても埒が明かないとこちらから仕掛けることにした。
足をの方へ投げ出し、横になる無一郎。
気崩れた間から覗く華奢な足をちらつかせ、甘い言葉でを誘う。
14歳の少年が色仕掛けをしの視線を釘つけたのだ