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鬼滅の刃 戯れ事 (短編)

第21章 *夢見心地のお姫様2 時透無一郎☆



あっという間に放課後になり帰宅後部の私は時透君の部活が終わるまで、人がまばらになった教室で待つことに。

一人だと余計な事を考えてしまう。
いや、まだ付き合って数ヶ月。
キス以上の事はまだしてはいけない!!それに年齢的にも早すぎると思うんだよね…

一人悶々と悩んでいれば、時間もあっという間に過ぎていって
気がつけば教室にはポツンと一人っきりになっていた。
夕日が教室を赤く染め、私は特に意味もなく窓の外へと視線を向ける。
赤くなった雲が、そこらかしこに散らばっていて空を綺麗な茜色に染め上げていた。
とても綺麗で見惚れていてると、
突然肩を優しく叩かれ振り向くと時透君が後ろに立っていた。
いつの間に教室に入ってきたのだろう?
全然気づかなかった。


「ほら、帰るよ」

『うんっ!』


赤く染まった空がそのまま写ったかのように、帰路をも赤く染め上げていた。
二人肩を並べて歩けば、茜色になった地面に影もまた2つ伸びて並んでいく。
他愛のない雑談をし、時透君に案内されるまま彼の家へと向かっていった。

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