第2章 *無意識からはじまる愛情 時透無一郎
子宮口を突きながら話す無一郎を喘ぎながら視線を向けるに、にこりと笑いかけると乾いた唇を舌でなぞる。
「っ…一目惚れってやつかなぁ?…でも話す機会なんてないじゃん?…だから、の視界に入ってればいずれ話しかけてくれるかなと思ったんだよねっ…」
『っ?!』
なんと言うことだろうか。最初から仕組まれていたなんて。
良かった思い出せてと笑う無一郎に背筋がぞぞぞと戦慄いた。
嫌がるを押さえつけ、二回目の種付けを行う無一郎。
霞柱はすぐに忘れる。
根も葉もないただの風の噂に過ぎないけれど…今はそれにすがるしかなかった。
再び目がチカチカして、頭が徐々に白くなり絶頂がすぐそこまできてる。
膣口は愛液と先程出された精液が混ざりあい激しさを表すかのように泡立っていた。
「っ…孕んだら、僕の子産んでよねっ」
何故、好いてもいない殿方の子を産まなければいけないのか。
歯を食い縛り、押し寄せてくる快感に身を任せば肢体を絶頂の波に呑まれビクビクと肢体を振るわせた。
腰を密着させ、種子がこぼれ落ちないように
放出後もすぐに抜くことはせずを抱き締め余韻に浸る無一郎。
遠退いていく意識の中、次に目が覚めた時には無一郎がこの事を忘れ
そして今後一切関わることのないようにとNAME1#は切に願い意識を手放した。