第2章 ***
それから仕事を終えた私たちは学校を出て場所を変えた。
SMクラブのプレイルーム…ではなく私の家に。
この部屋に男を連れてくるのは、実は彼が初めてだった。
「ふふ…良い格好」
「っ…」
今彼は私のベッドの上で仰向けになり、両膝を曲げて脚を大きく開いている…もちろん全裸で。
まるでワンコが"ちんちん"をするようなポーズ。
普通の男なら屈辱的なこの格好も、彼にとってはご褒美なのだ。
その証拠に、まだ触れてもいない下半身がすっかり反応しているのだから。
「私に見られて嬉しいの…?」
「…すごく、嬉しいです…」
「いつもより興奮するでしょう?毎晩私が使ってるベッドの上で私の匂いに包まれて…」
「は、はい…っ…」
「…想像してみて?私がこのベッドでオナニーしてるところ」
「ぁっ…」
彼の耳元で囁きながらその乳首を指で弾く。
半分程勃っている彼のモノはびくんびくんと跳ね、すでに涎を垂らしていた。
「本当に想像力が豊かなのね」
「……、」
「でも…想像だけじゃ物足りないんじゃない?」
下着を脱ぎ捨て、彼の下腹部に跨がる。
そして互いの性器が擦れ合うように腰を前後に動かした。
「っ…、ご主人様…!」
「あなたのおち○ちんを私のオナニーの道具に使ってあげる…嬉しいでしょう?」
「んっ、ぁ…」
頬を上気させ、はぁはぁと呼吸を荒くさせる彼。
その興奮しきった表情は私を昂らせるのに十分だった。
──彼のモノが欲しくて堪らない…
夜の店で働いているとはいえ、しばらく恋人を作っていなかった私はセックス自体久しぶりだ。
大人のオモチャで慰める事はあったが、生身の男を味わうのはいつぶりだろう。
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