第2章 ***
体の向きを変えた私は四つん這いになり、お尻を高く上げ彼に濡れた秘部を晒した。
その様子を見ていた彼が背後でゴクリと唾を飲む。
「ご、ご主人様…?」
「…あなたのモノを入れて?」
「えっ……で、でも…」
「私の命令が聞けないの?」
「そ、そういう訳じゃ…!」
「だったら早くしなさい。私ピル飲んでるから、そのまま入れても大丈夫よ」
「……、」
恐る恐るといった様子で彼が私のお尻を掴んだ。
ぴたりと秘部に押し当てられた熱。
急かすように腰をくねらせれば、覚悟を決めたらしい彼が少しずつ中へ入ってくる。
「ぁっ…、おっきい……」
「…んッ……」
久しぶりに男を受け入れた秘部は悦びに打ち震えた。
油断すればあっという間にイかされてしまいそうだ。
「ねぇ…動いて…?」
「…はい……」
ぐちゅぐちゅと卑猥な音を立てながら腰を打ち付けてくる彼。
私は顔を後ろに向け、恍惚の表情を浮かべている彼に笑みを零す。
「ご主人様と交尾出来るなんて…っ…幸せでしょう…?」
「は、はい…っ…幸せ過ぎてっ…すぐにイっちゃいそうです…!」
「ダメよっ…もっと私を楽しませなさい…っ…」
その言葉を受けた彼は背後から私をぎゅっと抱き締め、律動のスピードを上げた。
オモチャでは届かなかった奥を何度も刺激され、急激に昇り詰めてしまう。
(あっ…、もうイく…!)
「ぁっ、ぁっ、ぁんっ…!」
「…くッ……ご主人、様…!」
「イく時はっ…ちゃんと中に出すのよ…っ?」
「ん…ッ…!」
熱いものが中に叩き付けられた瞬間、殆ど同時に私も達した。
そのまま倒れ込むようにうつ伏せになれば、彼も体重を掛けて覆い被さってくる。
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