第2章 ***
彼の目元からアイマスクを外し、仰向けになるよう指示する。
私はイったばかりで蕩けきっているその顔の上に、しゃがむような姿勢で腰を下ろした。
「今度は私をイかせなさい」
「ん、む…っ…」
鼻先に秘部を押し付けると、彼は命令通りぺろぺろと舌を這わせる。
こちらもその動きに合わせ前後に腰を揺すった。
「あら…また勃たせてるの?」
彼の下半身に視線を向ければ、ソレは再び大きく反り勃っている。
腰に差していた教鞭を手に取り、その先端で彼のモノをつんつん突いてやった。
「ぁっ…」
「堪え性の無い犬ね…。でも今日の私は気分が良いから、オナニーする事を許してあげる」
「……、」
「私のおま○こを舐めながら自分で扱きなさい」
「はい…っ…」
…本当に従順な男だ。
客の中にはわざと私を怒らせたくて命令に背く者もいるが、どうやら彼はその手の人間ではないらしい。
私のアソコを懸命に舐めながら、精液に塗れたソレをしこしこと扱いている。
「…ここも触ってあげるわ」
「んっ…!」
触れたのは彼の両乳首。
手の平にローションを垂らした私は、ヌルヌルになったその手で彼の厚い胸板を撫で、指先で乳首を弾いた。
その刺激に、彼の腰が何度かびくんと跳ねる。
「お尻だけじゃなくて、乳首でもイけるように教え込まないとねぇ」
「ぁっ…ひ、ぅ…」
「…口が疎かになってるわよ。自分だけ気持ち良くなってないで、さっさと私をイかせなさい」
「は、はい…」
それから程なくして私は達し、その後を追うように彼も精を吐き出した。
さっき一度射精したとは思えない程の量だ。
体力も精力も、私を悦ばせるには申し分ない。
「今日はここまでよ」
「…ありがとう、ございました…」
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