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【第五人格】ある日の荘園【I dentity V】

第4章 Afternoon Tea 【イソップ・カール】


「ほ、本当に簡単なものでよろしいのですか?お時間さえ頂ければ、クッキーやパウンドケーキなんかもお作り出来ますが…」
「…はい、貴女が作ってくださればそれで…。」
「あ、ありがとうございます!」

昼間を過ぎて短針は3を長針は真下を指し、
私とカール様はふたりでキッチンに立っていた。…経緯をご説明致します。


「あ…どうも、こんにちは。クライシスさん。」
「カール様!お疲れ様です!…如何なさいましたか?」
「その、お願いがあって…伺ったのですが。」
「!お待たせしてすみません…私に出来ることでしたら、何なりとお申し付けください!」
「ありがとうございます…」
「…どのようなご用件かお伺いしても…?」
「あ、は、はい。そのお願いというのは…」

時計の短針はあともう5分程で3を指すといった頃。
いつものようにアフターヌーンティーに間に合う様、予め頼まれた紅茶とクッキーをトレイに乗せて、ダイアー様とジルマン様がいらっしゃるサロンルームへお運びしました。
そしてキッチンに戻るとカール様からお願いを受けることになったのです。それが…

「カール様は甘いものがお好きなのですか?」
「ええ、まあ…人並みには…」
「なるほど…お菓子と言っても、たくさん種類がございますが…特にお好きなものとかあったりするのですか?」
「え、そう、ですね…カヌレなんかは好きです。」
「あ!私も好きです!他にもお酒が少し入った…
あ。も、申し訳ございません…つい話し込んでしまって…」
「…ふふっ、いえ…僕は好きですよ…」
「へ……。」
「…っ!ど!どのお菓子も…!」
「そうですよね!どれも美味しくて…!」

…お菓子を作って欲しい。というものでした。
普段、あまりお話をする機会のない方だったのですが…とっても優しい方です…。
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