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バトルをする君が好き

第4章 ホップ編


アニキをローズ委員長のタワーから助け出す際、ユイは終始体調が悪そうだった。

「この人は私が相手するから」

と、俺たちの前に立ちながら言うユイ。その言葉に益々苛立った様子のオリーヴさん。

「俺が戦うぞ!! ユイ、無理は……」

だが、俺の言葉を待たず、ユイは無理やりオリーヴさんをエレベーターから降ろした。

「姉貴は大丈夫だ!! ホップ行こう!!!!」

グイッと焦った様子のマサルが、俺の腕を引く。閉まる扉から見えたのは、上がった息でお腹を庇うように立つユイの姿だった。
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