第4章 ホップ編
「………イかなかったの? 強情だね」
「う……あ……」
息が乱れ、目からは涙が零れた。それをユイがペロッと舐める。
「でも、いつまで我慢できるかな」
そう言って、何度も何度も腰を揺らすユイ。それだけではなく、ユイの細い柔らかな手が俺の胸や腹、そして腰へといく。
「あっ……大きくなった…」
唇を弧にえがくユイ。本人は嬉しそうにしているつもりだろうが、どこか無理をしてるような顔だった。
「…………大丈夫…か?」
「…え……」
無意識に俺は彼女の頭を撫でていた。手錠の音がカチャカチャと音を立てる。手首には抵抗した跡があり、それが少し痛んだが俺は構わず頭を撫で続けた。
「…大丈夫…大丈夫だから…な…」
「っ!!」
肩にかかる髪がユイの顔にかかる。何かを我慢するかのようにぐっと唇を噛み、拳を握るユイ。その姿は、最初に会った頃の彼女と重なった。