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バトルをする君が好き

第2章 ダンデ編


次の日、試合が予定通り行われたのか。答えはNOだ。最初から、委員長は俺の意志を無視する方向で決めいたようだった。

「キバナ!! 子供たちを任せた!!!!」

俺はキバナに子供たちを託し、委員長の元へと向かう。嫌な予感がし、それを相棒も感じているようだ。ボールの中で落ち着きなく動いている。

「…………委員長…あなたは何をするつもりなんだ…」

だが、この嫌な予感は杞憂であったと知るのは、この数時間後だった。事態は収拾する結果となり、それはホップとその幼なじみの少年少女によって、ガラルの伝説を変える形となった。そして、子供たちに怪我はなく、俺はというとその歴史的な一部始終を気絶という形で目にすることはなかったのだった。

「ダンデさんっ!! 目を覚まして……ダンデさんっ!!!!!!!!!!!!」

記憶にあるのは、必死で俺を呼ぶユイの顔がぼんやりとあるだけ。その時の俺は、状況に合わず、こんなことを思っていた。

あぁ、俺は君をいつも泣かせてしまうな、と。
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