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短編小説【BLEACH】

第1章 kaho様リクエスト



「…っ、いい子だ。」

鼻を塞いでいた手が私の頭を優しく撫でた。綺麗な濃い栗色の髪から覗く瞳が、劣情の色を強く見せており本能的にゾクリと背筋が震えると同時に、下腹部がきゅんと疼く。いやだ、嫌だ。なんて浅はかな身体なんだ。これも全部、この人のせい。
頭を揺するだけでなく時折舌先を括れに差し込みぐるりと舐め、先走りを溢れされる箇所を舌腹で執拗に擦る。咥内で彼の性が小さく跳ねた。

「……出すよ、全部飲み込むんだ。」

「ふぁ、い……!」

「は………っ!」

ぢゅっ、と強く吸い付き深くまで咥えると一際大きく脈打つ性器の先端から熱くどろりとした白濁が放たれる。舌にまとわりつき青臭い匂いが鼻をついた。ビクビクと脈打つソレの残滓まで吸い出しゆっくりと顔を離す。吐き出したい程不味い。口元を両手で抑え、喉に引っ掛からない様に唾液と混ぜてから上を向いて強引に流し込む。

「飲み…ました……。」

「そのようだね。」

片腕を掴まれ力任せに立たされる。ずっと正座していたせいかふらつくが、そのまま身体をベッドへと放られた。ふかふかなマットはギシリとも音を立てない。上に跨る藍染様は私のファスナーに手を掛ける。ゆっくり降ろされていくと呆気なく上半身が顕になった。片手を臍の上にある孔へ、そっと乗せる。これを見られるのが1番嫌だ。私は結局、心を喪ってしまったままだと強く自覚してしまう。

「綺麗な身体をしているのに何故隠そうとする?そんなに自分が虚である事を認めたくないのか?」

「…そんな事ありません。虚だからこそ、私はグリムジョー様のお傍に居られるのですから。」

「ならば……あぁ、そうだ。また1つ、君の嫌がる事をしてあげようか。」

「何を…!」

袴の帯がスルリと解かれた。かと思うと、その布が狼狽える私の目を覆い隠し後ろで縛られる。なんて趣味の悪い事だ。
これで彼の姿は見えなくなった。勿論霊圧を感じる事は出来る。けれど動きまで知ることは出来ない。

「グリムジョーに触れられている所でも想像すると良い。この方が君の感度も上がるかもしれないからね。」

「そッ、そんな、グリムジョー様を慰み物にする様な真似しません!」

「そうか?まぁ、どのみち眼を奪われれば人の触覚は敏感になる。閉ざされた視界の中で、何をされるのか分からなければ余計だ。」

「……ぁ、っ…。」
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