第4章 ◆例の部屋(鶴丸国永)
ナカを念入りにほぐしていくと、主の息も上がっていく。
「はぁ…はぁ…鶴丸さんっ…」
瞳を揺らし、彼の指を受け入れる。
主は鶴丸の優しい触れ方に、やがて愛情があるような気がしてきた。
(なに錯覚してるんだろう…そんなわけないのに…)
彼女はなんとか自分に言い聞かせ、切ない気持ちに気付かないふりをした。
そんなことは知らない鶴丸は、全力で愛をぶつけている最中だった。
(主がこんなに可愛いなんて…なんで俺は今まで主の隣にいて、平気でいられたんだ…?)
指での刺激に素直に蜜が溢れてくるソコも可愛くて仕方なくなり、鶴丸は一度指を抜いた。
「主…これ、舐めていいか?」
「へっ…!?」
一応許可を求めたものの、拒否されようと舐める気は満々である。
「だめだめっ、だめですっ…! 絶対だめぇ…!」
「……。」
拒否の言葉には無視を決め込み、鶴丸は無言で顔を近づける。
そして閉じようとする脚を無理やり開き、舌をつけて蜜を舐め始めた。
─ぴちゃ…ぴちゃ…─
「ぁああっ…あっ…あっ…やっ…!」
蜜の味と、より一層甘い声を出す彼女に興奮し、鶴丸は夢中になった。
主も想像したことのない快感に身を震わせながらも、恥ずかしさで泣きそうになる。
─ちゅぱ…ちゅぱ…─
「あっ…んっ…やんっ…あっ…」
─ぴちゃ…ぴちゃ…─
「んっ…ぅ…あうっ…うっ…」
─ちゅぷ…ちゅぷ…─
「……っ…うっ…ううっ…ぅ……」
しばらく舐めて、鶴丸はやっと、彼女の喘ぎ声が泣き声に変わっていると気づいた。