第4章 ◆例の部屋(鶴丸国永)
─ちゅぱ…ちゅぱ…─
「あっ…あんっ…」
再度胸先を咥えながら、鶴丸は彼女の下半身にも手を伸ばす。
指先を彼女の割れ目に添わせてみると、くちゅ…と湿った音がした。
「あっ…だめぇ…」
「濡れてる」
余裕のない笑みを浮かべながら彼女にそう報告すると、彼はわざと水音を立てながらそこを攻めた。
─くちゅ…くちゅ…─
「あっ…んっ…んっ…やっ…」
丁寧にやっていたものの、弄るたびに漏れる彼女の声に煽られ、無意識に指が速まっていく。
割れ目から溢れる蜜を絡め、突起や周辺を擦り、様子をみながら割れ目の中にも少しずつ入れていく。
「はぁ…はぁ…あっ…やんっ…すご、いっ…なにこれぇ…」
「びしょびしょだぞ主…そんなに気持ち良いか?」
「だって…こんなの、初めてでっ…あっ…き、気持ちいい、けどっ…」
痛がる様子がないため徐々に指を深くしていくと、ナカは容易に鶴丸の指を根本まで飲み込んだ。
「……すごいな」
トロトロの質感に、彼はまたゴクリと喉を鳴らした。