第3章 ◆再会(大倶利伽羅)
「んっ……ぁ…」
根元までみっちりとナカまで収まる。
彼はそのまま数ミリ単位で動かし、ナカの隙間を埋めていく。
これだけでも、すごく気持ち良い…。
─ぐちゅ…ぐちゅ…─
やがてゆるやかな抜き差しが始まった。
腰を押し付けられる要領でそれは進められ、その度に彼の腹筋が触れたくなるくらいに動いている。
「んっ…んっ…あっ…」
「ハァ…ハァッ…ハァッ…」
─ぱちゅっ…ぱちゅっ…─
だんだんと速度を上げられていく。
少し汗をかいている大倶利伽羅さんが悩ましく腰を揺らしているのを見ているだけで、私はたまらなくなっていた。
気持ち良い…。
私も生まれ変わる前から、ずっと、こうなったらいいなって思ってた。
いつも隣にいてくれた大倶利伽羅さんが格好良くて、恋をしていた。
触れてみたくて、抱き合いたくて、キスしたくて。
私のことを好きになってもらえたらどんなに嬉しいか。
叶わない恋だと思っていたのに、生まれ変わって叶うなんて……。
「大倶利伽羅さんっ…大好きっ……」
私は涙をためながら、揺れる合間にそう伝えた。
彼は何も返事をしてくれなかったけど、その代わりに、優しくキスをしてくれる。
─ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ…─
もう絶頂が近くて、大倶利伽羅さんは腰の動きを最大限まで速めていった。
獣のようなそれに私も身を任せる。
「あっ、あっあっ、あっ、あっ…イっ…イ、ちゃうっ…」
「ハァッ…ハァッ…ハァッ…」
私の報告は受け止めてくれたが、彼は何も言わない。
しかし前後に揺れながらも私の頭を抱き込んでくれて、絶頂に備えていた。
「あっあっあっ、あっイくっ…あっ…んぁ……あああああ…っ…!!」
「…──っ…!」