第2章 ◆大切な人(膝丸)
─ぱちゅっ、ぱちゅっ、ぱちゅっ…─
「あっあっ…あっあっあっ…んっんっ…」
「あるじっ…ハァッ…ハァッ…」
ぶつかり合いは動物的になってきて、速度も上がり、激しさを増していた。
小刻みに奥を突かれるが、力強くて私の体は前後に大きく揺れる。
「膝丸さっ…私っ…あっあっ…もうっ…」
「ああっ…いいぞっ…」
皆まで言わずとももう分かる合図を取り合うと、イくためにさらに速度を上げてくれる。
─ぐちゅっ、ぐちゅ、ぐちゅっ…─
「あっ…あっあっあっ…あっ…」
気持ちいい、気持ちいいっ…
もうだめっ…
大好き、膝丸さん…
膝丸さんっ……!
「あっ…あっあっあっあっ…あっ、膝丸さ、膝丸さんっ…あっ…ぁあああああー…っ!」
弓なりなりながら、とんでもない絶頂の快感に体を正直に反応させた。
イって震えている間も、膝丸さんにあと数回突かれる。
「…っ…くっ…ぅああっ……」
膝丸さんは私より少し遅れて、静かなうめき声をあげてイっていた。
生温かいものが、ドクンドクンと何度かに分けて私のナカに注ぎ込まれる。
「…んっ…んっ…」
それを全部受け止め終わると、膝丸さんは私のナカに蓋をしたまま、肩で息をしていた。