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【刀剣乱舞】*恋みくじ*【R18短編集】

第2章 ◆大切な人(膝丸)



「今日一日避けられている気がして、兄者どころではなかった! 何とか理由を見つけて主に会いにいかねばとっ…このままでは主に嫌われてしまうのではないかと、気が気ではなかったんだぞ!」

膝丸さんは私に雪崩れかかり、壁から床へと組み敷いて覆い被さってきた。

避けるようなまねをした私を責めるように、彼は強引な口づけをして気持ちをぶつけてくる。

─ちゅっ…ちゅっ…─

「…んっ…」

「今夜は主が分かるまで、離さんからなっ」

「ふぁ…あっ…」

お仕置きような口づけに、私はときめいて仕方なかった。

今日はずっと、体が膝丸さんを求めていた。

顔を見るたびに胸が高鳴って、抱かれたいと思うのをこらえていたのだ。

「膝丸さんっ…」

「主っ…」

熱を帯びた声で彼に甘えると膝丸さんはそれを開始の合図とし、私を抱き抱えて布団の上に放った。

そして間髪入れず、襲いかかるように私の体の上に乗ってくると、すぐに口づけの続きをする。

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