第1章 ◆若返り(三日月宗近)
「あっあっ…三日月、さんっ…好きっ…ほんとは、ずっと…」
繋がった感動で、主は三日月の首に腕を回して抱きついた。
彼も彼女の体重を首で支えながら、何度も腰を揺らして攻め立てる。
─ぱちゅっ…ぱちゅっ…─
「あるじっ…俺はもう、辛抱できんっ…」
「やっ…あっ…私も、なんか、イき、そう…!」
「いいぞ、イけっ…」
「あっあっあっ…やっあっ…ああっ…」
「俺はイくぞっ…っ…あああっ…あっあっ…うっ…っ!」
「あっ…んあああっ…ああああっ…!」
三日月は最後の突きを思いっきりねじ込むと、それを引き抜いて彼女の腹にぶちまけた。
ドクン、ドクンと流れ出てくるそれは、すでにイった主の興奮を最後に呼び起こすが、彼女は襲ってくる気だるさには勝てずそのままにした。
「はぁ…はぁ…」
「ハァッ…ハァッ…はははっ…俺も鳴かされるとはな…」
後片付けをせずしばらく余韻に浸る三日月は、色々な体液で汚れた手のうち唯一汚れなかった親指を使って、主の前髪を整えてやる。
「…三日月さん…」
「良いぞ、そのままで。…手酷くしてすまなかったな」
「…そんなことありません…私も、良かったです…」
「主は子供ではない。よく分かった。…これからは毎晩、女として扱おう」
「…う、うーん…」
冗談を言い合う余裕が出てきたのか、彼ら微笑みながら締めくくりの口づけを交わした。