第1章 ◆若返り(三日月宗近)
三日月はまた器用に、しなやかな指を一本、蜜を絡ませながら彼女のナカへと挿入していく。
「あっ…えっ…」
「力を抜け」
相性が良いらしく痛みもなく、自分でも触れたことのない体内に三日月の指が入っていくのは不思議な感覚だった。
三日月の方は、指に絡み付く彼女の感触に、股間がさらに硬く大きくなっていく。
彼は少し急ぎたくなってきた。
早く準備を済まして、今度は自分のモノをここへ入れたい。
その素直な欲望を抑えねばと、彼女に気付かれないように小さく深呼吸をし、理性を呼び戻す。
戦いの中で高ぶったときに冷静になろうとする作業に似ていた。
「……どうだ?」
興奮を逃がしながら短く尋ねると、彼女は「分かりません…」と掠れた声で返事をした。
三日月は、ゆっくりと動かしてみる。
─くちゅ…くちゅ…─
「んっ…あっ…」
動かしていくと、だんだんとナカの潤いが増し、柔らかくなっていく。
彼女の表情も緊張の中にうっとりとした艶があることから、彼はこの調子でさらにナカをかき回した。