第11章 たかやわら
…
しばらくして私は目が覚めた。
「…あれ?ここは…!?え、何これ?」私はびっくりした。
ー…あたりは暗い。
私の両手には縄がぐるぐる巻かれていた。そして、口にはテープが貼ってあり、声を出せない。幸い鼻にはテープが貼られてないから息は出来ている。
(…どうしてここに?えっと…ミカサ達とお出かけしていた気が…!
ミカサとエレンとアルミンはどこ!?)私は辺りを見渡した。
だが、暗くて見えない。
(もう…どうしよう。こんな時に限って…て、今は何時だろう…時計は…暗くて見えないじゃん!えっと…思い出せ、四人でどこ行った?
昼食を食べて…そこから記憶がない。パンと、紅茶…
まさか…薬を盛られていた?エレンとアルミンは飲んでいたよね…まさか、2人も捕まった?…ミカサは飲んでないよね、だとしたらミカサはどこに行ったんだろう…ミカサは強い、だから捕まるはずはないよね。だとしたら、ミカサ席を外した時に誰かが私達を狙った。毒を盛られたことを知っている店員が犯人なのか…)
私は考えていると、後ろから足音がした。
コツ…コツ…。
だんだん近づいて来る。
すると、足音が一旦止まった。そして、話し声が聞こえてきた。
「なぁ、こんなガキ売れるか?」
「調査兵団は活きがいいやつが多いから売れるだろ。臓器はしっかりしてると思うぜ?」
臓器を無断で移植する輩だった。違法な取引をしている闇営業だ。
(どうしよう…私ここで死ぬのかな?怖いよ…まだ新兵になったばかりだし人類のために尽くせてない。ミカサとだってもっと話したいよ…恋バナだってしたい。アニにだってまだ会えてないよ。あの時のお礼もまだしてないし。…せめて団長には思いを伝えたいな。
でも、今はこの現状を把握してここから出なければ…)
私は怖くなった。
だが、怖がって逃げてばかりでは勝てない。私から進んでいかなければ…。
再び足音が聞こえてきた。私の方にどんどん近ずいてくる。
(ロウソクを持っているのか?)少し明るい。そして、私の目の前まで来た。
男2人だ。チビとデブ2人。目を合わせてきた。(うわっ…気持ち悪っ)
そして、デブが話しかけてきた。
「よぉ、嬢ちゃん。もう少しで楽になれるからな?いい子にしてろよー?」と。
だが、私は口を塞がれて話を出来ない。無視をする。