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団長と私の日常

第8章 すれ違い


そんな事があったな…


思い出してしまった…

なぜ彼女は私の元に来た。また厄介な目に合うくらいなら資金調達も他に廻してしまおうか…

「…なぜ貴方はここにいらしたのでしょうか…」
私は丁寧な言葉遣いで聞いた。


「えぇ?エルヴィンに会いたかったもん!」
と言って私のソファでくつろぎ始めた。


(そろそろソファも買い換えるか…)

私は、彼女に近づいた。

すると、

「ねぇエルヴィン、私あなたに避けられてる気がするの…」

と言いながら服の中からナイフを出した。



私は少し焦った。(ナイフを仕込むとは…参ったな)


「イェレナ様、なぜナイフを持っているのですか?私がそれほど憎い?それとも調査兵団を消し去りたいかと?」
私は疑問に思ったことを聞いた。

「いや…あのね、聞いて欲しいの。
私の初恋はエルヴィン…あなただったの。元々私は調査兵団は嫌いだったの。だって、資金は捨てるような感覚であげなければならない。私に利益なんてないの。ましてや、12代団長は大嫌いだったの。何故かって?
酒癖は悪いしセクハラは普通にしてくる。その人がいるから夜会は嫌だった。私も元団長に色々誘われたこともあったの。夜なんかも誘われたよ。でも誘われるのが嫌で…薬に走ったの…。
そしたらすごく気分が良くなってさ、やめられなくなっちゃったの。薬に頼れば元団長ともなんでも出来るようになったの。すごく気が楽になったよ…その時は。
しばらくして元団長がなくなった。だから私は薬を飲まなくてもいいと思えたの。
そして、13代団長に変わった。そこであなたに出会ったの…一目惚れよ。でも、薬がやめられなくてさ…。そしてあの日、気が狂ってエルヴィンとヤッちゃったの。…エルヴィンってすごいね!シャブしてるってすぐ分かったんでしょ。あの時。」

「あぁ。(あれはどう見ても目がイカれてたわ)」
薬に走った奴なんかの過去なんてどうでもいいと思った。

「それからエルヴィンが帰った次の日に、薬やってるって事がバレちゃって捕まったの…。
でもね、お金渡したらこの話を取り消してくれたの!次バレたら捕まるんだって。
でもさ…私…まだ薬やってるんだ…。やめられないの。」
そして彼女の顔は少しニヤけた。

(こいつは何を言っている…)
私は思った。

「だからさ、捕まるくらいならエルヴィンと一緒に死にたいなって…」
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