第1章 日常生活
私は急いで自室に戻った。
部屋に戻るとにょほんが何かを言いたそうにこちらをみていた。
だが、私が謝らなければならない。
「にょほん、」
「団長」
被ってしまった。すまない。私から話さしてもらう。
「にょほん、今日は呼び出してもらってすまない。
本当に申し訳なく思っている。君の名前欄がないことが事実である。私の不注意であった。」と、私が謝った。
すると彼女は
「いえいえ!私も早く気づいておけばよかった事です。なので、私も名前を書いておけばよかったのですが…団長が全部確認したんですよね…忙しいのに…」と、謝ってきた。
「いや、私の不注意だ。0点となってしまって本当にすまない。補習を受けて貰うことになった。だからこれは取り消すことにする。」
と、メモをしようとした。
すると、
「いえ、大丈夫ですよ!補習くらい受けます!私も頭はいい方ではないので。このままで大丈夫です!」と、言ってくれた。
本当に申し訳ない。
「そうか。なら補習は受けてもらう。点数は変えない。だが、このことは外部に言わないようにしてくれ。」と、彼女の方を見つめた。
すると彼女は視線をそらして俯きながら
「…わかりました。黙ってます。」
「ありがとう」
彼女はとても素直な子である。
そこに私は惹かれつつある。
だが、立場は団長である。兵士に手を出すことなど許されることではない。
団長は色々と大変だな…
私はいつもそう思う。
マリーの時もそうだ。
そう思いながら私はにょほんに紅茶をだす。
「これは王都で貰った茶葉だから味はいいと思う。口に合わなければ飲まなくていい。」
「え!?いいんですか?ではありがたく頂戴いたします。」
彼女はそう言って一口のんだ。
彼女にも想い人がいるのだろう…憲兵団とか言っていたな。
私の隣はいつも空だ。そこに君が入ればどれだけ楽だろうか。叶わないのはわかっている。だから叶うまで私の傍に居てくれないか。
「団長、この紅茶美味しいですn」
不意に彼女が開けた口を塞ぐように私は彼女にキスをした。
(甘ったるい…)
「そうだな…美味しい。少し甘いが」と、彼女に微笑んだ。
彼女は顔を真っ赤にして硬直していた。
(君は本当に鈍いな。これだけで固まってしまうとは…)