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甘美な林檎パイを独り占め

第4章 リッパー|ミルクとたっぷりのお砂糖




『良かったぁ…リッパーさん…。
好きです…。
嬉しい…っ!』

安心したを
ぎゅっとより一層力を入れて
抱きしめる

「私も気持ちを伝えられて良かったです。
こんなに喜んで貰えるとは…」

愛おしい彼女の髪に口づける

私の一挙一動にあたふたするが
可愛くてたまらない

まさかここまで自分が惚れこむとは
予想外だなと、心の中で呟く

「これからもっと貴女の事を教えてくださいね、

それと私の事はリッパーではなく、
ジャックと呼んでください」

『は、はい。り…ジャックさん。
よろしくお願いします…』

彼女の手を取り、抱きかかえる

あ、あの!重いですよ!
下ろしてください…!と言ってる気がするが
気にしない事にしよう

上機嫌で、自室へと帰るリッパー

自室に着くと、彼女を柔らかなソファーに
下ろし、頬にキスを落とす

耳まで真っ赤の

くくっ…と、つい笑いがこぼれると

『もう!笑わないで下さいよ!
色々されて心臓が持ちませんよ!!』

「付き合ったんだから、これ以上の事も
ゆくゆくはしていかないと、ね?


わざと耳元で囁くジャック
彼に翻弄されてばかりだ

気を抜いてる彼の頬を両手で挟み

ちゅっ

ジャックの唇にキスする

な…、と言葉に詰まり、動揺していたのも
つかの間
次の瞬間には、にやりと悪い笑みを浮かべるジャック

「そんなに積極的なら、
私からもお返ししないといけませんね」

じわりと近づいてくるジャックに
危機感を感じ、後ろへと下がる

ソファの背に当たる
逃げ場がない

「もう、逃げられませんねえ…」

にやりと笑みを浮かべた彼が

ちゅっ…ちゅっ…

頬、耳、首筋と色んなところにキスを落とす

恥ずかしさの余り、心臓の鼓動が早くなる

弱い耳元を何回も刺激してくる

『んん…あ…っ』

声が漏れる彼女に少しやりすぎたな、と
遅い反省をするジャック

ゆっくりと最後の口付けをして
離れ、の隣に座る

くたくたに疲れた様子の

自分の方へとの肩を寄せ、

「可愛くてやりすぎてしまいました…」

『…やりすぎです。でも、やじゃないです…』

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