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電撃少女はヒロインになりたくない

第14章 仮説検証


*爆豪side



「リョウのやつ、常闇相手でも全然余裕そうじゃねーか?」


「放電で近付かせねぇうえに、自分は離れたところから攻撃できるってわけか。
くぅー、どうやったらあんなに器用に電気使えんだよ....!」




リョウの試合観戦中、切島と上鳴は無邪気にはしゃいでいるが、
俺にはどうも雲行きが怪しく見えた。



「......しょっぱなから飛ばしすぎだろ、あのバカ」



あまりにも調子が良すぎて、違和感が拭えない。

いつもより、明らかに放電の射程範囲が広く、威力も強いのだ。
対峙する常闇は、リョウの攻撃のスピードについていけず、防御一辺倒になっている。




「常闇、かなり苦戦している様子だ!
意外なことに、ここにきて防御に全振りしてるのか?先ほどまで勢いが無いぞ!!
一方橘は、時間が経つにつれて威力が上がってきてるように見えるぜ!」




実況の言う通り、常闇の個性の動きは、心なしか鈍く、威力が下がっているように見える。
体力の問題か?
それとも、何らかの理由でリョウの個性との相性が悪いのか?
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