• テキストサイズ

電撃少女はヒロインになりたくない

第11章 証人


*主人公side



「リョウちゃーん!おつかれ!
1位すごいねぇ!悔しいぜっ!!」


『お茶子ありがとう〜!私たちのチーム、最後めちゃくちゃ白熱したね〜!
でも、お互い次の種目に進めるね!やった〜!』




食堂に入ると、A組のみんなが集まっていた。
そんな中、私とお茶子は抱き合いながらお互いの健闘を称える。

競技中はずっと神経張りっぱなしだったから、クラスメイトに会うと落ち着くなぁ。




「リョウちゃんとお茶子ちゃん、10年ぶりの再会かのようね....ケロ」


「少々緊張感が欠如している気もしますが...まぁ、微笑ましいですわね」


「いやー、リョウ達のグループ、当然のように1位だったな。
メンバーが強すぎだっつーの!」


『えへへ...とはいえ、最後の最後でデクくんのとことぶつかってヒヤヒヤしたよ。
焦凍とデクくん、仲悪いのかなぁ。
ってか、鋭児のところは勝己が鬼のように暴走してたねぇ』


「そうなんだよ...B組の奴とモメて大変だったぜ。
まぁ、あいつの執念あっての2位だから、結果オーライだな。」


「次の種目、どんなやつなんやろなぁ」


『うーん...相澤先生が"体育祭はヒーロー事務所へのスカウトの場"って言ってた割に、まだ各々の個性を披露しきれてない感じがするんだよな。
そろそろ個人戦が来る気がする。』


「...ってなると、組み合わせめっちゃ重要じゃん!
いやー、個性かぶりのリョウとは当たりたくねぇなぁ。
轟と爆豪あたりも。」


「ところで...女性諸君。」


『?』




お昼ごはんを食べ終わり、食後の休憩をしていると、
おもむろに峰田くんが咳払いをし、言葉を発した。
/ 157ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp