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電撃少女はヒロインになりたくない

第8章 名前を呼んでよ


*主人公side





「おい爆豪、女子に乱暴すんなよなー!」


「るせぇよクソ髪!!」


「切島だっつの!クラスメイトの名前くらい覚えろよな!」


『...勝己のいじわる。友達が元気ないっつってんだから少しくらい相手してよ〜!』


「知らねぇよ!なんで俺の貴重な時間をお前との馴れ合いに使わなきゃいけねぇんだよ!」


『バクゴーの塩対応野郎〜!
えっどこ行くの!!!』


「自主練に決まってんだろうが!散れ!!」


『ばーくーごー!!!
けち!少しくらい相手してくれたって....ん!?』




荷物を持って立ち去る勝己を引き止めようとした瞬間、
突然口の中に違和感が。




『....甘い』




いつの間にか、口の中に棒付きキャンディを押し込まれていた。





「餌付けだ、クソガキ」



静かになった私を見た勝己は、悪人のように口角を歪めて
満足そうに教室を後にした。





無駄にちょっかいかけた私が悪いのは重々承知だけど、
完全にペットだと思われてる...!




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