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電撃少女はヒロインになりたくない

第2章 プロローグ


*主人公side

その日の放課後、さっそく隣のクラスに足を運んだ。
当の情報提供者の彼らや、同じクラスの友人たちには止められたのだけど、私の好奇心と行動力の前では無力だった。

放課後とはいえ、教室には多くの学生が残っていた。
恐る恐る、教室のドアから顔をひょこっと覗かせる。


「あっ橘さん!どうしたの?」


『(また知らない人に名前を覚えられてる...)こんにちは!あの、バクゴウカツキくんと、ミドリヤイヅクくん?に会いに来たんだけど、いるかな?』


「えっ...よりによってなんでその2人...?」


最初は意気揚々と話しかけてくれた男子学生だったが、2人の名前を聞いて顔が青ざめた。
どうしたの、と私が言いかけた瞬間、突然凄まじい衝撃音がした。
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