• テキストサイズ

電撃少女はヒロインになりたくない

第18章 特別講師


*轟side




「はい、私が普通に教室に入ってきた!
...ってことでね、今日は君たちに紹介したい人がいます。」



「「「新キャラきたー!!!!」」」



お昼休みの終了とともに放たれたオールマイトの一言に、教室内が沸き立つ。




「はっはっは、元気でよろしい!
それじゃあ...橘先生、入ってきて」



クラスメイト全員の視線を集めながら教室に入ってきたのは──
朝、リョウの隣にいた男だった。
スーツの上に白衣を羽織り、黒縁のメガネをかけている。
表情は柔らかいが、ゆったりと構えていて妙な貫禄がある。




「あ、今朝リョウちゃんと一緒におった人や」


「なんか、B組の物間にちょっと雰囲気似てるね。
見た目は100倍ほどイケメンだけど。」


「クソ...またイケメン登場かよ。気に入らねぇ」


「見苦しいわよ、峰田ちゃん」


「こちら、本日から特別講師として雄英に赴任した橘ルイ先生だ」



自己紹介を、とオールマイトに促されたその男は、飄々とした笑顔を浮かべて教室を見渡した。

/ 157ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp