第11章 救助訓練
『出久………!』
ウチは勝己から離れて無我夢中で走った。
爆「っ!おい!葵!」
痛さなんて感じなかった。ただ出久に追い付こうと必死だった。
後少しで出久に手が届きそうになった時、出久とウチの目の前に死柄木の手が現れた。
死柄木の手が触れそうになったとき2つの銃声が聞こえ、死柄木の手に当たる。
オ「来たか!」
校「ごめんよ皆。遅くなったね。
すぐ動ける者をかき集めてきた。」
飯「1-A、クラス委員長、飯田天哉!
ただいま戻りました!」
死「あーあ、来ちゃったな…
ゲームオーバーだ。帰って出直すか、黒霧。」
スナイプ先生が銃を使って死柄木を足止めしていた。13号先生が黒霧を捕まえようと個性を発動する。
死「今回は失敗だったけど……
今度は殺すぞ、平和の象徴オールマイト。
そして次は必ず奪う、葵。」
そうして死柄木達はいなくなった。
緑「何も………出来なかった……………」
オ「そんなことないさ。あの数秒がなければ私はやられていた。
また、救けられちゃったな。」
オールマイトが言うと出久は涙を流しながら
緑「無事で……良かったです………!」
と言った。