第14章 その後
『バレてたか。』
ソ「バレバレよ!アンタと私、何年の付き合いだと思ってるの!」
『あはは、御免って。ソフィは産まれたときからずっと一緒だもんね。相変わらず若作りしてるの?』
ソ「うっさいわね!私はアンタより、ず~っと年上なんだから少しは敬いなさいよ!」
『は~い。』
ソ「何よ!その棒読み!……はぁ、アンタのせいで話が擦れちゃったじゃない。
それで何で私に電話してきたの?」
『う~ん。別に。特に意味は無いよ。只、ソフィの声が聴きたいなぁと思って。』
ソ「あっそ、………どうなのよ、学校生活は。」
『楽しいよ。何もかも。………けど、』
ソ「けど、何なのよ。」
『う、ううん。何でもない!それじゃあ、またね、バイバイ!』
ソ「あっ、ちょっ……」
ウチは電話を切った。
けど……、最近は分からないよ……
“変わると見ないフリは違うぞ”
ステインと最後に交わした言葉がウチの脳から離れなかった。