第10章 委員会決め
ウウーーーーー!!!!
いきなり警報が鳴り響いた。
ーセキュリティ3が突破されました。生徒の皆さんは速やかに屋外へ避難してください。ー
『セキュリティ3?』
切「すいません、セキュリティ3って?」
「校舎内に誰か侵入してきたって事だよ!三年間でこんなの初めてだ!君らも早く!!」
ウチは大勢の人達に流されて、勝己達とはぐれてしまった。
ヤバイ、気持ち悪くなってきた。速く壁際に行かないと……。
途中で出久と目があって
緑「葵ちゃん!!」
と手を伸ばしてくれたのだがウチはその手を掴めずさらに流される。
フラフラする……。誰か…誰か!
そう思っているといきなり手を引かれてウチを壁際まで寄せてその人物はウチを守るように被さってくる。
その人物とは
『焦凍………?』
轟「葵、大丈夫か?顔色悪いぞ。」
『うん、焦凍が庇ってくれてるからだいぶマシだよ。
でも、何でこんなことに?』
轟「たぶん、あれだ。」
そこには、今朝のマスコミが雄英に押し掛けていた。
その後、天哉が大丈夫なことを皆に伝えた。
教室に帰ると出久は心配したと言って声を掛けてくれて、範太、電気、鋭児郎も声を掛けてくれた。
勝己は声は掛けなかったが、心配そうにこっちを見ていた。