第8章 個性把握テスト
その男性は“相澤 消太”と言って、ウチらのクラスの担任だそうだ。その相澤先生から体操服を着てグラウンドに集合と言われた。
指示通り着替えて集合してみるといきなり個性把握テストを開始するらしい。まず、勝己がボール投げをした。
爆「んじゃまぁ、死ねぇ!!!」
…………………死ね?
相「まず自分の最大限を知る。それがヒーローの素地を形成する合理的手段。」
結果は705.2mだった。周りが面白そうなどと言っているが現実はそんなに甘くない。
相「面白そう……か。
ヒーローになる為の三年間そんな腹づもりで過ごす気でいるのかい?
よし、トータル成績最下位の者は見込み無しと判断し、除籍処分としよう。」
出久、大丈夫かな。少し心配に思って出久の顔を見たらやっぱり不安そうな顔をしていた。
相「生徒の如何は先生の自由。ようこそ、これが雄英高校ヒーロー科だ。」
そうして個性把握テストが始まった。