• テキストサイズ

死神は何を想うのか……【僕のヒーローアカデミア】

第5章 悲劇


~オールマイトSide~


隣から、女の子の大きな泣き声が聞こえたと、知らせが入った。


私は急いでその場に向かった。何故ならその場所は鼎くんの家だったからだ。


鼎くんの家に入るとそこには、血塗れの鼎くんと鼎くんを抱き締めた葵くんがいた。


鼎くんは息をしておらず、全身が冷たくなっていた。葵くんは、まだ体温があったため気絶しているだけだと分かった。


私が、もっと速く来ていれば鼎くんを助けられていたかもしれないのに……。


葵くんに悲しい思いをさせずに済んだかもしれないのに……。


そう思っていると、警察の方々が来た。私は、葵くんを預けた。


数日後、鼎くんを殺した者を逮捕したらしい。その者はヴィランで“無個性のくせにヒーローを気取ってる所がムカついた”という理由で殺したらしい。


私は腹をたてたが、そんなことよりも葵くんのことが心配だった。


あの後、葵くんは病院に搬送され今朝、目が覚めたのだと聞いた。


私は、葵くんに会いに行くことにした。鼎くんが書いた手紙とある箱を持って。
/ 133ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp