第14章 その後
面「ヒーロー殺しだが……、火傷に骨折と中々の重傷で現在治療中だワン。
超常黎明期……、警察は統率と規格を重要視し、個性を武に用いない事とした。
そしてヒーローはその穴を埋める形で台頭してきた職だワン。
個人の武力行使、容易に人を殺められる力
本来なら糾弾されて然るべきこれ等が公に認められているのは
先人達がモラルやルールをしっかり遵守してきたからなんだワン。
資格見取得者が保護管理者の指示無く個性で危害を加えたこと
例え相手がヒーロー殺しであろうともこれは立派な規則違反だワン。
君達4名及びプロヒーロー、エンデヴァー、マニュアル、グラントリノ
この7名には厳正な処分が下されなければならない。」
轟「待ってくださいよ。」
焦凍が面構さんに近づく。
轟「飯田が動いていなきゃ、ネイティヴさんが殺されてた。
緑谷が来なけりゃ二人は殺されてた。
葵が一緒に戦ってくれなかったら、俺達の戦況はもっと大変だったかもしれない。
誰もヒーロー殺しの出現に気付いて無かったんですよ。」