第13章 職場体験
~葵 Side~
飯「轟くん、やはり俺が引く。」
『何言ってんの。天哉はウチや焦凍より重傷なんだから。』
飯「しかし……」
轟「葵の言う通りだ。お前、腕グチャグチャだろう。」
プロ「悪かった……。プロの俺が完全に足手纏いだった。」
緑「いえ、1対1でヒーロー殺しの個性だと、もう仕方無いと思います……。強すぎる……。」
轟「4対1の上に、こいつ自身のミスがあってギリギリ勝てた。
多分焦って緑谷の復活時間が頭から抜けてたんじゃねえかな。
ラストの飯田のレシプロはともかく……、緑谷の動きに対応が無かった。」
路地から出るとヒーローコスらしきものを着たおじいさんがいた。
そのおじいさんは出久を見ると出久の顔面を蹴った。
おじいさんはグラントリノと言うらしく今回の出久の職場経験先だそうだ。
その後にも他のプロヒーローが駆け付けてきた。
プロ1「エンデヴァーさんから応援要請承ったんだが………」
プロ2「子供……!?」
プロ3「酷い怪我だ!救急車呼べ!」
ある一人のプロヒーローが焦凍が引っ張っていたステインを見る。
プロ4「おい、こいつ……、ヒーロー殺し!?」
『えっと、エンデヴァーさんがいないということはまだ交戦中ということですか?』
プロ5「ああ、あのヴィランに有効でない奴等が此方の応援に来たんだ。」