第13章 職場体験
ステインが焦凍に向かってナイフを投げる。
ウチは咄嗟に腕を出した。
『グッ………!』
轟・飯「「葵/くん!!」」
『大丈夫だから!速く!!』
ス「お前も止まれ。」
天哉の腕にナイフが刺さり、動きが固定される。
飯「轟くん……!頼む……!」
焦凍が天哉の脚を凍らせる。その間に天哉は自分の腕に刺さったナイフを口にくわえて抜く。
天哉の脚を凍らせ終わるとステインに向かって天哉は飛び出した。
そして、動けるようになった出久と共に拳と脚でステインを攻撃した。
飯「お前を倒そう!今度は、犯罪者として……」
『畳み掛けろ!!』
飯「ヒーローとして!!」
落ちてくる出久と天哉を焦凍が氷を使ってキャッチした。
轟「立て!!まだ奴は………!」
けれど、ステインは動かない。
緑「気絶……してる……っぽい?」
轟「じゃあ拘束して通りに出よう。何か縛れるもんは……」
『此処にある。ウチが縛ってくるよ。』
緑「気をつけてね、一応危険だから、武器は全部外しておいて、それから……」
『はいはい。分かってるよ。心配性だなぁ、出久は。』
ウチは出久達から離れ、一人でステインの方に向かった。