第13章 職場体験
轟「時代錯誤の原理主義だ。飯田人殺しの理屈に耳貸すな。」
飯「いや、言う通りさ。僕にヒーローを名乗る資格など無い。
それでも折れるわけにはいかない。
俺が折れればインゲニウムは死んでしまう。」
ス「論外。」
焦凍が炎を発動させ、ステインとウチらの距離を離す。
プロ「馬鹿ッ……!ヒーロー殺しの狙いは俺とその白アーマーだろ!
応戦するより逃げた方がいいって!」
『そんな隙、与えてくれそうにないんですよ。』
轟「さっきから明らかに様相が変わった。奴も焦ってる。」
血液型という不確定要素に近接は必須。
個性だけだったら特別強力という事でもない。
多対1なんて最も苦手なパターン。
プロが来る前に天哉とこのプロを殺そうと躍起になってるんだ……
物怖じしてくれればと伝えた情報が逆にステインを本気にさせてしまった。
一体どうすれば……
飯「轟くん、温度調節は可能なのか?」
轟「左はまだ慣れねぇ、何でだ?」
飯「俺の脚を凍らせてくれ!排気筒は塞がずにな!」
ス「邪魔だ。」