第13章 職場体験
ステイン、さっきまでと動きが全然違う……!
ウチがいくら刀を振ってもそれを防がれる。出久や焦凍が支援したところでこの状況は苦しい。
飯「止めてくれ………、僕は……」
轟「やめて欲しけりゃ立て!!」
出久とウチをすり抜けステインが焦凍の方に向かう。
轟「なりてえもんちゃんと見ろ!!」
焦凍がステインに向かって炎を放つがすぐに避けられる。
ス「氷に炎……
言われたことはないか?個性にかまけ挙動が大雑把だと。」
ステインの刀が焦凍に当たろうとするその瞬間。
飯「レシプロ……バースト!!」
天哉の脚が刀を折った。
緑「飯田くん……!」
『眼、覚めたな……。』
轟「解けたか。意外と大したことねぇ個性だな。」
飯「轟くん、緑谷くん、葵くんも関係ない事で、申し訳ない……。」
緑「また、そんな事を…」
飯「だから、もう3人にはこれ以上血を流させるわけにはいかない。」
ス「感化され、取り繕おうとも無駄だ。人間の本質はそう易々と変わらない。
お前は私欲を優先させる贋物にしかならない!
ヒーローを歪ませる社会のガンだ。
誰かが正さねばならないんだ。」